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炭水化物は体のエネルギー
炭水化物は非常に重要です。ダイエットなどでは嫌われがちな炭水化物ですが、ご飯やパンなど主食に含まれる身体のエネルギーとなる重要な栄養素です。糖質は筋肉にはいわばガソリンで、運動後の筋肉の疲労回復にも効果的であるため、間食などで取り入れて、意識的に摂取しなければなりません。
競技やトレーニングメニュー、あるいはその人の体質・体格などによっても、その必要量は異なります。一般的な代謝量やエネルギー(カロリー)、運動後に摂取すること等を踏まえ、普段の食事で主食から糖質を摂取することに加え、芋類や果物から補助的に摂る、運動後におにぎり1個程度を補食として摂る、などのように補助的な摂取も心がけると良いでしょう。
おにぎり以外にも、エネルギーゼリーやチョコレートバーなどで効率よく摂取するのもおすすめです。
タンパク質は体そのもの
もちろん、タンパク質も外せません。タンパク質も身体のエネルギーになるうえ、筋肉や臓器などの体を形作る材料そのものがタンパク質の役割です。スポーツマンだけでなく、人が生きていく限り必須の栄養素です。
一般にはプロテインなどで局地的に摂取する傾向が見られますが、それだけでは代謝に必要な全体のカロリーが不足しがちです。また、タンパク質過多や他の栄養素の不足も起こり得ます。プロテインでタンパク質を補うのはあくまでも補助として考えてください。
基本的には、普段の食事でタンパク質を摂取することが重要です。肉や魚を手のひらほどの大きさで一日3食食べられると良いでしょう。タンパク質は肉や魚以外にも卵、豆類、乳製品などにも含まれているものの、必要量の摂取のためにはそれなりの量を食べなければなりません。
肉や魚などの主菜を忘れずに、そこに豆や卵、トレーニング後のプロテインなどで、多角的にタンパク質を摂取するようにしていきましょう。
脂質の摂り過ぎに注意
注意すべきは脂質の存在です。特に肉などの動物性タンパク質を摂取した時、脂質も一緒に摂ってしまうことになります。美味しい肉には脂質も多く含まれ、美味しい寿司にも脂質はたくさん含まれています。
脂質を摂りすぎると体脂肪がついてしまうようになり、そのためにトレーニングというよりダイエットが必要になるかもしれません。同じ肉を食べるにしても、脂身の多いバラ、ロース、サーロインなどではなく、ヒレ、もも、かた肉などの赤身肉を、鶏肉ではもも肉よりむね肉、ささみなどを食べましょう。
牛・豚の赤身肉には貧血予防にもなる鉄分が多く含まれ、スポーツに最適です。このような栄養素をバランスよく摂取することで、スポーツに備えられた体づくりを行っていきましょう。