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若さを支えるカロリー

年齢別の必須スポーツフード年齢別で食事を考えるにしても、重要なのはバランスです。若いころはカロリー不足にならないように、年齢が進むにつれて代謝が落ち、太りやすくなるため、脂質を減らすようになどの指針はあるものの、基本的な食事構成や栄養バランスを崩さないのが鉄則です。

若いころは炭水化物を多めに取ることが重要です。スポーツではどうしてもエネルギー消費が多くなり、タンパク質や糖質などの栄養素ばかりが注目されて、総カロリー量が過ごされがちな傾向にあります。

カロリーが不足すると、体を養ったり回復させるためのエネルギーが足りなくなり、栄養素を摂っていてもまかなうことができません。カロリーを摂るには、食事メニュー全体でカバーしたバランスのいい方法を目指してください。特に乳製品とフルーツが欠けないように注意しましょう。

高齢者にはバランスのいい食事を

高齢者に必要な栄養素摂取量を考えるうえで重要なのはタンパク質です。エネルギー不足に注意すべきですが、特にタンパク質不足が懸念されます。体の材料となるタンパク質の不足は低栄養を招いてしまい、免疫の低下にもつながります。

1日3回の食事をしっかりと摂り、肉や魚、大豆製品を取入れてバランスよくタンパク質を取り入れることです。食事だけでなく間食を取入れて不足を補い、特に牛乳・乳製品から摂取するように心がけましょう。骨粗鬆症こつそしょうしょう予防という意味でも、カルシウムの摂取にも注意してください。

そして、ビタミンや亜鉛などのミネラルを摂ることで、皮膚の健康や免疫機能、体の調子を整えスポーツの基礎となる体づくりを忘れずに行いましょう。食事構成の基本は、何歳になっても主食、主菜、副菜、汁物、乳製品とフルーツです。

日々の食事から1日に必要なエネルギーやタンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを補うことで、体全体を養う食事を摂ります。

活動量、運動量に応じた食事調整を

若くても年齢を重ねていても、活動レベルに合わせた食事やカロリーを摂りましょう。通常の食事は、活動量が普通か少ない人が摂るべき食事です。スポーツフードとして食事を考えるとすれば、自分の必要摂取カロリープラス500~1000カロリーを目安とすると良いでしょう。

また、体脂肪を落としたりダイエットを狙う場合には、やはりどうしても炭水化物を減らすことが必要になります。糖質を制限する場合は間食などで甘いものを食べることを徐々に減らしていきましょう

スポーツにもダイエットにも、アルコール、特にビールはメリットがなく、出来るだけ減らすのが得策です。