コンディションを高める食事とは？

コンディションを高めるには、まずは食事のリズムを整えることが重要です。非常に栄養に富んだ食事を時折取るより、それほど理想的なメニューでなくても、バランスよく摂取する方が効果的と言われています。

まずは毎日の規則的な、そしてある程度のバランスの取れた食事を目指しましょう。サプリメントで目当ての栄養素ばかりを摂るより、基本的な栄養素を欠かさない食事の方が重要だからです。土台となる体力や栄養が不足してしまうと、特定の栄養素は吸収できないこともあります。

栄養を極端に偏らせた強化メニューではなく、普段はバランスの取れたの食事を心がけ、その追加栄養素として各種サプリメントなどで補給するようにしましょう。例えば、タンパク質の摂取を心がけるあまり、炭水化物が不足して基本的なエネルギー量が減る等の偏りは避けるべきでしょう。

基本的にはコンディションを良好にするための食事構成は、主食、主菜、副菜と果物・乳製品です。このようなメニューを毎回揃えることが理想的です。始めは食材の質には、それほどこだわらなくても良いでしょう。

毎回バランスよく食べ、そのような食生活を続けることは意外に大変なものです。特に、バランス良く野菜を揃えることや果物を欠かさないといった事は、食材の買い物にある程度慣れていないと意外に難しいものなのです。

これは外食やコンビニ弁当で済ませる場合でも同じです。主食となるおにぎりやサンドイッチだけでなく、副菜のサラダ類や野菜ジュース、ヨーグルトなどで乳製品を取り入れ、100パーセントフルーツジュースで果物の代わりとしましょう。

このように、バランスを心がけることで、サプリメントで栄養素を補給する事に依存するより、はるかに効率的で実際的な食事を摂ることが可能です。

自身のコンディションを管理するためには、基礎エネルギー量と脂質・塩分の過剰摂取に注意しなければなりません。冒頭でも少し触れましたが、特定の栄養素を求めるあまり、カロリーを抑えすぎるケースが多々見られます。

例えば、筋トレやダイエットには炭水化物を減らし、タンパク質を増やす食事が推奨されます。しかし、ご飯やパンなど、食事のエネルギー量を担う食材を極端に減らしてしまうと、今度は体の基礎代謝を食事で賄うことができなくなり、体力低下やパフォーマンス低下を招いてしまいます。

また、ご飯を減らしておかずを多く食べるようになった結果、脂質が増えて逆に太ってしまったというケースも珍しくありません。最高の食事はバランスの取れたものであるということを忘れないでください。