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高価なプロテインがスポーツフードではない

日々の食事にかかるスポーツフードコストスポーツフードと言っても、何か高価なプロテインを毎日飲んだり、サプリメントを何種類も買う訳ではありません。むしろ身近にある食材をバランスよく取り入れ、より健康的で体を確実に養うメニューを知ることが重要です。

例えば、スポーツや筋トレに必須のタンパク質はどうでしょうか?確かに、タンパク質は筋肉、骨、血液、爪、髪の材料となる欠かせない栄養素です。スポーツや筋トレでは、全身を動かす材料ともエネルギーともなり、体づくりに関して非常に大きな役割を担います。

筋肉は運動によって分解・破壊され、再びタンパク質を吸収して合成するというプロセスを経て、強度と大きさを増していきます。適切な量とタイミングで補給するとすれば、筋肉を作るサイクルがスムーズに働き回復も十分に機能します。しかし、不足すると筋肉量が増えないだけでなく、骨や血液弱くなり故障しやすくなるなどの原因となります。

安い食材でスポーツフードに適するもの

今回はタンパク質だけに焦点を当てて考えてきましたが、タンパク質を摂るのに、高価なプロテインやサプリメントが必ずしも必要な訳ではありません。むしろ近所のスーパーで売っているものでも十分に摂取することができます。

例えば納豆はどこでも買える安い食材ながら、植物性の良質なタンパク質を非常に多く含み、カルシウムや鉄分など筋肉や骨に必要な栄養素も豊富に含むため、非常に理想的な食品です。含まれるビタミンKは骨の中のタンパク質を活性化するという特性があり、これは骨格の強度を高めるのに非常に重要です。

ツナ缶もどこでも買える割に、実は非常に高タンパクな食品です。脂質が気になるとすれば、水煮のツナ缶を選ぶと良いでしょう。純粋なタンパク質、より効率的にメニューを高タンパクにするうえで欠かせない食材と言えます。

牛乳はどうでしょうか?牛乳も安い飲み物で、タンパク質・カルシウムだけでなく、タンパク質を吸収するのに役立つミネラル分が豊富に含まれており、骨にも筋肉にも非常に有用な飲み物です。豆乳でもタンパク質を摂取できるため、他の栄養素との摂取も考えると出来るだけ外したくない食品の一つです。

バランスで考えよう

タンパク質以外にも、体が必要とする栄養素は非常に多くあります。加えて、それらの栄養素の作用は、お互いに作用しあって生まれるものも少なくありません。これはプロテインやサプリメントだけでは、健康に生きていけない理由の一つです。

同じタンパク質を摂るにしても、複数の食品から摂ることで相互に栄養素の作用を働かせましょう。そうすることはスポーツにおけるケガや障害を避ける方法でもあります。