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平均的な収入額は未公表
スポーツフードインストラクターなどで稼げる平均金額などは公表されていませんが、恐らく一般的な栄養士やアドバイザーと同じ程度の収入になると思われます。
スポーツフードという言葉こそは、それほど浸透していないものの、スポーツの普及やより価値のあるライフスタイルを求める社会の変化により、食べ物や栄養素の効果を最大限に活かし、スポーツを通して人生を充実させるために、スポーツフードマイスターなどの立場が注目されています。
スポーツだけでなく、健康や身体能力向上のためのスペシャリストであり、食べ物の持つ体への真の効果を発揮させるための必要な知識を有しているのがスポーツフード資格を有する人に求められる内容です。もし一流のスポーツ選手や団体に付くことができれば、収入もぐんと上がるに違いありません。
応用が利く知識
スポーツフード資格の良いところは、特定のスポーツに興味がなくても、仕事が可能という点にあります。スポーツフード資格では、スポーツについて学ぶ訳ではありません。
もちろん、スポーツや身体能力、機能と食べ物や栄養の関連を学ぶため、まったく無関係ではないものの、スポーツが不得意であったり、詳しく無かったりしても、栄養学の面から学習を進めることが可能です。
特定の競技に特化した知識が求められることも考えられますが、スポーツを支えるのは健康であり、健康には競技よりも正しい食事構成や栄養素のバランスが重要です。そういった体づくりの基礎や、すべてに共通する健康・食事管理を学ぶため、応用の幅が広くなるというのが利点です。
さらには、脳を養い機能させる内容も学ぶことで、メンタル面からもスポーツを考えることができます。そうしたスキルや知識は、ここぞという場面や試合で非常に重要です。
特定の食べ物を摂ることで、勝てるようになるという訳ではないにしても、少し大げさに言うとすれば、自分をコントロールするスキルをすべてに共通して教えられる類まれな資格とも言えます。
健康を考える資格
スポーツフードに求められるのは健康的な食事であるということです。筋力増強に特化した、プロテインについてばかりを学ぶというのではなく、体のコンディションを調整しベストなパフォーマンスを引き出す栄養管理などがその題材となります。
こうした食事の知識やスキルを必要とするのは、スポーツだけではありません。むしろ、すべての人が摂るべき理想的な食事です。そういった面から考えると、さまざまな職業のベースとなる応用のきく資格となり得ます。
教えるにはその方面でのスキルも求められますが、まずはスポーツフード資格を取得するところから目指してみましょう。